イブ・イブ・クリスマス|パラオダイバーズネット

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イブ・イブ・クリスマス

以前にも私の大学時代のダンスパーティーの話は出てきたと思うが、その中でも記憶に残っているのが、クリスマス前々日に300人くらいのハコを借りて、パーティーをやったときのことである。 それまでとにかくマニア向けというか、一般受けしないような曲ばかし流していた。100人くらいのハコが、理想だったのだ。つまり、多人数を対象としないことをポリシーとしてきたのだったが、サークルの人数も最初3人だったのが、30人くらいになり、規模を大きくするしかなかった。
 1カ月しか準備期間がなく、毎日モスバーガーに深夜までつかり、アトラクションをどうしようだの、チケットをどこでさばこうだの話し合った。タイム・キーパー・協賛部隊・各大学短大のチケットの割り振り、チラシ作りとさばき、パンフ製作など、なんか今までとは違う、ビジネス・ライクな事が多い。結構それはそれでおもしろいのだろうが、ふとこうゆうのをしたくないがために、以前数カ月入っていた北九州でも、割と名前の売れていた学生企画サークルを辞めて、このサークルを始めたのにとの気持ちもあった。とにかく進みだしたからには、やるしかなくどうにか目標の800人はいかなくとも、その半分のチケット代が戻ってきた。赤字にはならない。
 それでも少しでも多くの客を入れようと、大学祭をまわって宣伝してまわった。ある男子校に行った時に、女の子しか集めれず、7人くらいで乗り込んだのはいいが、なんせ昼間から焼酎の一気飲みの音頭が聞こえる。大学全体がそうゆう男臭い盛り上がりである。体育会系のりなので上下関係が強く、先輩に逆らえない後輩たちが、道に何人ももどしている。そこに女の子(短大生が多かった)6人と男は私1人なものだから、たまったものじゃない。行く先々のテントで、呼び止められ、その一番偉そうな上級生に私はつかまり、何をしにきただの、その女の子らは何をしにきてるだの、と聞かれ、ちゃっかり他のやつらは今にも、女の子達にちょっかいをださんばかりである。
 「あまかった」その時に思った。男子校、それも一年で一番みんながはめをはずす、学園祭である。あぶなくないはずはない。女の子を力ずくで、連れていこうとするやつがどっからとなく、つぎつぎに現れる。追いかけては、連れ戻し、酔っぱらいを払いのけ、だけどらちがあかない。 すると、こんな時代に珍しい応援団たる軍団がいて、その酔っぱらいどもを追い払い、助けてくれた。その後その人らについてテントでおでんをごちそうになり、無事帰ることができた。もちろん彼らにも下心がなかったとは思わないが、酒が入っているにも関わらず、団長さんが紳士で、チケットもたくさん買ってくれて、本当にお世話になった。
 結局全部で500くらいしか、チケットはさばけなかったが、それでも十分盛り上がることは間違いないと思っていたのだ。だが当日、大雨で実際に足を運んでくれたのは200人くらい。確かにクリスマス前後は、個人的なスケジュールで動けない人が多い。しかし、売れた半分以下の人数だ。しょうがないから、自分らで勝手に盛り上がって酔っぱらって、いつの間にかパーティーは終わっていた。
 何が記憶に残っているというと、その大学祭でのことだ。本当に女の子たちには、申し訳ないことをした。この場であやまっても許してくれるだろうか。


                     

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