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自然を感じよう

 世界中のダイバーが通うパラオの海。それだけに、ダイバーによる自然のダメージが心配です。特に、最近はビギナーも多く受け入れているため、十分なスキルのないままに普通のダイバーと同じようなポイントを潜っている。珊瑚に足をつくことを悪いことと思っていない、亀をつかむことをかっこいいことだ信じるダイバーが多いのは悲しいことです。もっと最悪なのが、自然の大切さを教えるべきダイブマスターが、船を停泊させるためにアンカーをサンゴのなかに打つことです。ダイバーは水中の自然を観察できるすばらしい技をもってはいます。それは同時に水中での変化をみんなに伝えることもできます。

 1998年の夏は、パラオに台風の影響が全くなく、深い冷たい水と水面の暖かい水とが混ざりあうことなく、常に28℃以上の水温を保ちました。その結果、サンゴやイソギンチャクに住んでいる褐虫藻が逃げ出しました。すると白くなってしまい、死んでしまいます。この時点ではその白い世界に驚き、その美しさにみとれていましたが、そこには藻が付着しはじめると、廃墟のごとくなってしまいました。この変化をなげいているダイバーは多いです。この大規模なエルニーニョの原因は人間がつくっているのかもしれません。地球の温暖化は人間の生活によるものが大きいといわれていますし。その変化を見て、理解できるダイバーはもっと自然に関心をもつはずで、決してダメージを与えるようなことをするべきではありません。

 ダイビング業界はダイビングのイメージを華やかなものにするために、いろいろと手を打ってきました。その結果、日本では70%近くを女性のダイバーが占めるようになっています。これはすばらしいことです。ですが、宿泊施設などへの要求度が高くなり、高級リゾートが立ち並ぶようになり、自然にダメージを与えてしまっていることが少なくありません。湾岸工事などでは大量の木を切り、土を掘り、それを海に運びます。土を支える木々を切れば、雨水が海に流れ込みます。地形の変化は潮の流れにも影響をあたえるでしょう。観光開発は、特に産業のない国々にとっては非常に大切です。車を持ち、ボートを持つ生活に慣れてきている人たちには、観光でどうにか収入を増やし、国を潤わせようと考えます。そのことで生活のある人々を非難できません、ただ、安易な開発は辞めてほしいです。パラオのooooなどは、現地の人々の土地を強引に買い取り、そこにホテルを建てたと聞きます。1部の人たちのマネーゲームになっていて、実際に今運営している人たちは大変そうです。自然を楽しみに来る人たちの泊るホテルが、現地の人々の理解を得ていないとしたら、それはおかしいですね。

 現在はバベルダオブやペリリューなどのコロール以外の島々での、開発プロジェクトの話をよく聞くようになってきました。それは現地の経済にとっては喜ばしいことでしょうが、ダイバーとしては心配でもあります。これ以上のダイバーを同じポイントに受け入れるには限界があります。現状でも、ピーク時には魚どころかダイバーばかりです。これでは、高い飛行機代を払ってきている人には納得いかないでしょう。自然保護と開発は同時にやれないこともないはずです。これからに期待します。   T.B