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地下減圧症

ちょっと休みが取れたので、四国の徳島県の離島の伊島というところに行って来た。そこでのある漁師さんの減圧症話です。
昔、高度成長期時代に作られた様々なトンネルや地下鉄工事。あれだけ深いところに大きな穴をあけるには、何百人という人たちが日々手作業でほるしかなかったそうです。そしてトンネルなどの基礎ができるまでは、地下だから圧力が高く減圧症になる人たちがたくさんいて、あるトンネル工事では200人もの人たちがなくなったとのことでした。もちろんそれなりの保証あったそうですが、なんせその当時の土木業の親方の1日のお給料が10万円で、労働者は一ヶ月で5000円の時代ですから、たかがしれていたそうです。つまり、親方は大もうけで労働者は、減圧症なんて知識のない地方の若者たちで、体を切り売りしていたようなものでしょう。かわいそうですね。
今の時代にそんなことをやっていたら、新聞やらテレビやらインターネットやらで大きな訴訟問題になるでしょうが、その当時はまともなメディアもなく、お金欲しさのめちゃくちゃな工事が日本中でおこなわれていたそうです。その親方たちがどんどん資本主義の中で力をつけていき、のちに地方の有力者となり、一部は政治的にも暗躍して、大物政治家となっていったそうです。今は、その息子たちががんばっていますが、なんとも気持の悪い話だと思いました。日本の政治が、労働者搾取でお金持ちになっていった人たちの手の中にあるなんて。
他にも、この漁師さんが橋の基礎を潜水夫として潜っていた時代もおもしろかったです。橋の基礎となるコンクリートを海底に埋めるために、すごい潮流のある中で穴をほる機械の場所を水中で誘導したり、その埋めるコンクリートの誘導や、水中での溶接作業など、同じ潜水でもその過酷さにはおどろかされるばかりでした。現在では、潜水夫の仕事は公共工事の減少に伴い減ってきているそうですが、お給料は日給で普通のサラリーマンの倍以上にはなるそうです。でも、命がけの体力仕事ですから大変です。いろんな仕事があるもんですね。
この漁師さんは今は、アワビとサザエのす潜り漁が主な仕事で、毎日たっくさんごちそうになりました。伊島のアワビは最高ですよ。


                     

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