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サンゴの移植

 サンゴの復活にがんばっていらっしゃる「コーラル・セイバーズ」の代表チバナ・シンジ氏さんとの、ガルメアウス島でのビーチ対談で、いいお話を聞けましたのでこちらに掲載いたします。

 

サンゴのポットは、実際の海に移植するまでにどのような経緯があるのでしょうか?

  >水槽で育ててから、実際の海水になれるように数ヶ月が必要です。そのときは、なぜか他の魚がすぐに食べてしまうために、海水慣らし期間は金網状の箱にいれて保護します。慣らし期間が過ぎれば、外に出してもすぐに魚が寄ってくるようなことはありません。サンゴ養殖は、農家の野菜を育てるのといっしょで、いろいろとコツがあります。

 

どのような場所に、どのサンゴを移植すればいいのでしょうか?

  >サンゴは沢山の種類があるので、その一つ一つに、最適な場所があります。たとえば、潮通しのいい場所であれば、このサンゴ、よどんでいる場所には、このサンゴといった感じです。なので、なんでも適当に植えればいいものではありません。それなりの知識と経験が必要となります。

  >特にどこかのサンゴを切ってきて、観光客に移植用に売りさばいているフィリピンの業者さんなどもありますが、結局は、植えても死んでしまうのがほとんどです。きちんとした知識がないとせっかく植えた努力がすべて無駄になってしまいます。なので、今パラオ内の事業所さんには、サンゴを植えるツアーの提案などをしていますが、やはりきちんと講習を受けて納得してくれて、きちんと植えた後の継続したケアのできる所とだけお付き合いをしております。

 

なるほどですね。植えた後もケアが必要なのですね。

  >はい、砂や藻などがついたままだと死んでしまうので、週に1回ほどは歯ブラシで掃除してもらったりします。きちんと手入れをしている場所では、90%以上の生息率になります。ほったらかすとほとんど死んでしまいます。

パラオも私が10年前に始めて見た海中世界と今は、全く違うなーと思います。特に、マリンレイクなんか、ほんと魚もサンゴも少なくなったなー。私は、マリンレイクにサンゴ復活に力を入れたいと思います。ご協力御願いします。

  >パラオは観光客によって仕事が成り立っていますが、その観光に来ている人がサンゴにダメージを与えてしまっているのも事実です。ボートを動かすエンジンは、大量の二酸化炭素を海中に噴出します。その二酸化炭素を吸い取ってくれるサンゴを増やさないといつかは、すべて死んでしまうことになるでしょう。

  >今後二酸化炭素をいかに減らすかで、このパラオの若い世代の方たちに、貴重な財産を残せてやれることだと思って、この事業をおこなって約10年。まだまだスタートしたばかりですが、これからもこのプロジェクトに注力するつもりです。

 

 

 

                                            マーメルダイバーズ 馬場高志


                     

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