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パラオにサメの保護区が誕生

太平洋に浮かぶパラオに世界初のサメの保護区が誕生する。同国のトリビオン大統領は9月25日の国連総会で、「サメの美しさ、力強さは海の健康を計るバロメーター」と述べ、領海域でのすべてのサメについて商業捕獲の禁止を発表した。

 サメの生息数はサケやマグロなどと同じように保護対策の遅れから枯渇の危機にある。国際自然保護連合(IUCN)の調べによると、ホオジロザメシュモクザメに加え、深海に生息するサメとエイの3分の1が絶滅の危機に直面している。魚肉とひれを目当てに、世界中でトロール漁船により乱獲されているためだ。

 IUCNで海洋環境保護に携わるカール・グスタフ・ランディン氏は、「サメ類の現状は悲劇的だ。生息数は絶滅しかねないほど減少している」と語った。

 パラオは人口2万人で約2000の島々で構成されている。25日付で発効した法律はサメの保護と観光客誘致を目的としたもので、サメの捕獲を禁じる海域の広さはフランスの面積と同程度に及ぶ。

 トリビオン大統領は「パラオは世界で初めてのサメの楽園になる」と強調。「約61万平方キロメートルのパラオ領海でサメの商業捕獲が全面禁止となることで、サメは誰にも煩わされることなく生息し個体数を増やすことが可能になる」と語った。


                     

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