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北ポイントで漂流2時間25分

 パラオのメインの島であるコロール島の北に位置するグアム島ほどの大きな島バベルダオブ島。この数年、道が整備されたこともあり、さまざまな観光ツアー、またもともとあったバベルダオブ島周辺のダイビングスポットも行きやすくなったりして、地味ではありますが、希望者も増えてきているようです。

 そのコロールから北に位置するダイビングスポットで2011年1月2日漂流事故が起きました。当事者ショップのBさんのレポートによると、午前中にガラスマオ州のサンケンブリッジ、次にマンタで有名なユーカクチャネルを潜り3本目に、ウエストパッセージという水路近くのポイントで潜り終り水面に浮上すると、ボートは300mほど離れた場所に浮かんでいたが、反応はなく、やっと20分後に動き出したものの、まったくダイバーとは反対の方向に進みだし、見えなくなる。

 

 その後、2時間近く漂流しているうちに日が沈み始めてるときに、近くをコンテナ船がたまたま通り過ぎ、フラッシュライトをふるとその後ろに走っていた小さな漁船の船長が気づいてくれて救出されました。2時間25分ほどの漂流ですが、何が原因なのでしょうか??

 そのレポートには事故原因分析も記載してあります。。。。

    運転手は「水面がきらきらしていてフロートを見つけれなかった」と言ってますが、ダイバーだけならまだしもフロートを水面に大きく出しているので、それは常識でありえません。しかも、ダイバーいわく、水面に浮上したときには、エンジンはかかってないまま、水面に20分くらい漂っていたとの事。。。ペリリューのように強烈に流されるポイントでもありません。

    考えられることは、運転手が寝ていたのではないか、、との結論でした。私も90%の確立でそうだと思います。私も2時間ほどまでなくても、漂流を経験したことあります、そのときは、運転手が釣りをしてて、気づかない間にダイバーが浮上、釣りをしていた運転手は腕時計もはめてなかったらしく時間の管理もしてなかったことがあります。幸い20分ほどですみました。

   漂流事故のほとんどは、この運転手の怠慢によって起こることがほとんどです。もちろん、20年ほど前のペリリューでの大きな漂流事故は、ボートにエンジンが1機しかなく、その故障が原因のようですが、どっちにしろボート側の責任がほとんどです。現在では、ほとんどダイビングボートには2機のエンジンがのっているので、1つが壊れてももうひとつのエンジンで動けるので、問題ないです。

 しかし、この運転手の管理ははっきりとした対応策がありません。まじめな目のいい、海をよくわかっている人を運転手として雇用するしかありません。よくビールを飲みますし、あまり仕事にシビアな人に出会うのは難しいです。でも、その不可能を可能にするしかない。。。難しいですよ。パラオ人の管理ができなくて、ノイローゼになったダイビングショップのマネージャーやスタッフさんを何人も知ってます

 またマイナーポイントは、この漂流事故が起こりやすいです。他にボートがいないために、ラッキーに他のボートに助けられることがないためです。また、最近、いろんなダイビングショップが売り文句のように歌っている「早朝ダイブ」「サンセットダイブ」いいところばかり、歌われていますが実は、小さな漂流事故がちょこちょこ起こっているのも事実です。ただでさえ、ダイバーがエントリーした後は、まったく音もなく、退屈なボートの上。朝4時におきて働いたり、遅くまで運転していたりすると、居眠り度が確実にアップします。繁忙期でないときは、ボート運転手に見張りスタッフを置くこともできますが、忙しいときほど、実際にはリクエストも多く、スタッフも足りなくなることがあり実際には、見張りスタッフをおくことが無理になってしまいます。まだ大きな漂流事故にはなっていませんが、行き過ぎがないように、ショップもあまり無理をしないように気をつけないといけないですね。

 

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2005年3月3日 寝るなよなー

 

その日はグループで来ていたダイバー6人とガイドの私と計7名で、3本目にタートルコーブを潜りました。
  スムーズにエントリーも終え、壁を15mほどの水深で流して、最後にインドオキアジの群れやナポレオンに会えてみんな大喜びでした。安全停止をして浮上すると船がまだエントリーポイントのブイに係留されていました。これは普通のことなのですが、よく見ると運転手のパラオ人が運転席に寝ているじゃないですか!!ただ横になっているかもしれないと思い、笛を鳴らしたり、叫んでみたりするも反応なし。「あちゃー爆睡している」
  船はもうすでに小さな点、5キロほどの距離。しかもダイビング中は流れに流される方向に泳いで移動しているため、船に近づくには流れに逆らって泳がないといけない。時間がたてば経つほど、距離が遠くなると判断して、ダイバー6人に円になってもらい、私は水面泳ぎを開始。なかなか進まないので、レギをくわえ直し、クロールでばっさばっさと泳ぐ事約30分、やっと船の脇5メートルに着き大声で呼んだところでやっとお目覚めです。
  あわてて飛び起きた運転手が私を拾おうとするから、マジ切れしてしまいながらもゲストの方向を教えてすぐにピックアップに向かわせました。その後、私も拾ってもらいどうにか事なきを得ましたが、冷や汗ものでした。

 


                     

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