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定番のダイビングポイントも定番の味も同じ?

潜ってきました5年ぶりくらいに。やっぱ潜るならブルーコーナーでって思って。なんかなんでも考えなくで潜って、いやーやっぱブルーで。それでけで大満足でした。ガイドを長年しているとガイドの状況を察したりとか、潮の読み方をのぞいてみたりとかしてしまうけど、そんなの全く考えないほうが海は面白い!!!

===================2009-10-14

 今までも何度もこのブルーコーナーについて、このPDNでも語ってきたけど、結局このダイビングサイトの有名度とその満足度にまさるポイントは、パラオにはないらしい。で、実際にそうなのかを確かめるためにも、昔のダイビング雑誌などを読んでみた。やっぱりこの人気度はかわらないらしい。
 ただ、違うの雑誌の中身の編集の仕方が変わっていて、今はそうですね。記事よりもきれいな写真が多くなってきていて、白黒の小難しい魚の生態や海の知識や海外の国情報があまり重視されてないようですね。ただ、ポイント説明の表現などはびっくりするほど変わってなくパラオは今も人気なようです。

 で、ちょっと思うのが雑誌にも定番になっているこのポイントを定番どうりに潜って、なんども写真や映像で紹介されている通りに、水中を楽しむのが楽しいことなのだろうか?海って何が起こるかわからないからこそ、楽しいのではないか?それだったら、いつも定番をはずさない人気ポイントよりも従来は、魚の根付いていないところのほうが楽しいのでは?そんなことを考えるようにもなる。。

  定番のポイントってのは定番のラーメンのようなものなのか?嵐がきてて、船が大揺れしても行かないとみんなが納得でにないのはなぜなのか?ダイビングは人命なんてどうでもよくなるくらいに熱中すべき遊びなのか?もっと気楽に雑誌の定番コースを忘れて自由に海の中を散歩するのは、きちがいのすること?

 今年2009年の夏は雨の多い。台風が近くで発生する頻度も多く、海が荒れることもしょっちゅうでした。ブルーコーナーを潜れない日も多く、定番どおりにダイビングツアーを行えないことを、ストレスに感じるガイドばかり。。そりゃー確かにレストランにいっしょに食べに行って、「明日はいけますか?」って聞かれて、内心は行けないよなーなんて思いながらも、「たぶんいけると思いますよ」なんて雰囲気でウソをついてしまううちに、ブルーになりすよね。普通は。

 でも、11年もパラオにいて、いろんなポイントを潜ってきて、ダイビングの楽しみ方にいろんな選択肢が出てくると、逆に海が荒れたほうが楽しかったりしてしまう私もいます。だって、通常の海だったら定番ポイントしか潜れない。。海底マップを広げて、このあたりなら潮が合ったってそうで、実はおもしろいんじゃないだろうか?って思っていても実際にはなかなかはずれる確立の高いところにエントリーできない。海荒れてて3日も続けてマンタの出るはずのないジャーマンチャネルを潜るなら、これ以上のはずれはないから新しいポイントへのエントリーが可能になる。でも、ひょっとしたらこれはガイド自身の自己満足でしかないかもしれない。パラオに数回しか来てなくて、ジャーマンチャネルでマンタが見れないなんて夢にも思わないから、名前を聞いたことのないようなポイントで潜るくらいなら、またジャーマンでマンタに!!って思っているのかもしれない。

 西風が強いときに潜るゲロン島周辺のダイビング・ポイントの定番は、ゲロン・インサイドとゲロン・アウトサイド。これは雑誌上では10年以上も変わることがない。でも現実は全く違う。インサイドは、砂地にそびえたつコモンシコロサンゴの群生が見所だったのだったのだが、7-8年前くらいからかなり弱っていて色もなく、その周辺の枝サンゴは全滅している。この2年くらいでテーブルサンゴは大きくなってきたが、それでも迫力とまではいえない。
 しかし、そのゲロンインサイドを定番どおりにブイから西ではなくて東に進んだら??すごいサンゴが生きてるし、小魚も元気な色しているし、もっと奥にいけばナポレオンの8匹くらいのファミリーがいついていたりする。
 いっそのことゲロンの島の反対側の水路で潜ってみたりする。水路を流れにそってがんがん進むとすげーーー大きなキャベツコーラルの群生があったりする。昔はよく見れてたイナズマヤッコも普通に見れる。流れながらウミウチワや岩を避けて、障害物競走を楽しんだら最後に5mくらいのまっしろな砂地に上がる。きめが細かい砂だから、ここではフィンを抜いで、中国ムービー・アクションのまねをする時間だ。それに乗ってきてくれるテンション高いゲストがいれば最高。
 あと定番からははずれるけど、ゲロン・コーラルガーデンっていうゲロン島の外側のポイントの枝サンゴの集落は幻想的だ。ま、その風景が40分も続くとさすがに飽きてしまうがたまに見に行きたくなる。

 ジャーマンチャンネルに行ってみたら、ぎりぎりに潮があがっていて天気最悪なのに透明度はばっつぐん。すでにボートはマンタ根のよこに6艘も横付けしていて、砂地の上に60人くらいのダイバーがじっとしているのが想像できるが、誰としてマンタが来るなんて思っていない。そんじゃー、ペリリュー島側のブイからエントリーしてペリリュー島側に潜ってみよう!!って潜ってみたら、これまたすごい。枝サンゴの群生がこんなところに残っていたなんて。。。確かに透明度がよかったからこれほどまでに感動したのかもしれないけど。。
 あとマンタがでないし、捕食マンタを狙えないっていうダイビングショップ同士のおきてみたいなものができあがってしまったから、自由に移動するこもできないところで潜るくらいなら、いっそのことエントリーして上げ潮時に水路内までドリフトしてみようと考えた。ウーロンチャネルの潜り方ですね。いやー、これがまたおもしろいウーロンチャネルを潜ったことある方ならよくわかると思うのですが、水路がせまくなればなるほど流れの勢いはまし、そこ流れに逆らうサメたちの動きがおもりろい。もちろんこんなところ潜っているバカなガイドはいない。そう、下げ潮のときは、いっそのこと水路の中から外に潜ることだってできる。時期によってはこちらのほうがマンタを見る確立は格段に高い。
 マンタもいろんなとこで見ることができます。ただ雑誌などに取り上げられてないだけで、以前から経験のあるガイドは、それまでの経験からマンタポイントを持っています。それは、船で移動中に何度か見れたから潜ってみたり、たまたま新しいポイント開拓中に見れたからもう一度潜ってみたり。。それはオリジナルポイントだと思うのですが、自分だけの、、とかうちのダイビングショップだけのっていう表現はどうもねー。みんな潜っているし、そのポイントしっているのに後から来たガイドくんたちが自分の、自分のみたいな。。。オリジナルと自分専用ってのを勘違いしてないですか?

 あと今年は沈潜もいくつか発見。まだ誰も潜ってないかなーーーって感じの。こうゆうのがあると楽しいですね、ガイドとしては。でもあくまでも自己満足の自信過剰のガイドにはならないようにと、いつも気をつけていないといけませんね。35歳ともなると頭が薄くなったり、汗がくさくなってしまうのはしょうがないとして、考え方がずれてきてしまうのはどうしても許されない。誰かにそう言われてしまったら、あなたならどうしますか?
                     マーメルダイバーズ パラオ
                     馬場高志


                     

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